占星術の基礎知識が身についたあとは天文暦を1冊はもっていたいところ。星座移動や順行逆行の知識などを一目で確認ができ占星術の実用の幅が広がります。
天文暦というのはなにかというと各天体の星座の移動を細かく度数表示しているものでどの天体がどの星座にいつ入室するのかという情報が毎年毎月分書かれています。
たとえば新月や満月読みをする場合などは月がどの状態の月なのか満月なのか上弦なのか?についてや天体のラストアスペクト、天体の星座の移動などが1つにすべての情報がまとまっている暦だと思うといいでしょう。
天文暦はあくまでも占星術上で使う暦となります。(天文学的な科学根拠としては認められていないということ)
無料占星術ソフトのアストロディーンストでも暦を出力できます。実務で使うものとしては情報が不足している部分があるため書籍の天文暦で補う必要がでてくることが多いです。
天文暦が読めるようになると知識を使う幅や度数から気がつくことの幅がより広がります。
天文暦自体の種類はそれほど多くはないため各天文暦の微妙な違いと口こみをまとめてみました。
天文暦選びのポイント
暦が掲載されている期間をチェック
今、出版されているものの暦の期間は最長でもだいたい2050年ほどまでの天体の動きについて書かれています。
天文暦の本の中身は基本的に数字だらけです。
口コミをチェック
天文暦はどこまでの情報がどれだけ書かれているか暦の中身の情報が重要です。口コミをチェックするとその情報量が分かったりもします。
内容が薄かったり求めているものと違ってしまうともう1冊買い増しになってしまい価格の負担が大きくなりますから各特徴をおさえるといいでしょう。
天文暦ピックアップ3選
ぐるぐる占星天文暦 | 増補版21世紀占星天文暦 | 日本占星天文暦 |
定価¥4,620+税 | 定価¥5,000+税 | 定価 ¥25,000+税 |
天文暦期間:2018~2030年 | 天文暦期間:2001~2050年 | 天文暦期間:1900~2050年 |
天文暦をホロスコープにビジュアル化した見やすく画期的な天文暦。持ち運びのしやすさなど好評。 |
暦の情報量が多くて詳しい。 月の時間が午前と午後で分かれて表記されている。ハードカバーなので持ち歩いても 崩れにくいが少し重たい。 |
プロ仕様の天文暦。1900年までの暦を遡ることができ151年分が収録されている。歴史背景の研究等の用途の場合でも 使用できるため1冊あれば応用範囲が 非常に広い。 |
ルネ・ヴァン・ダール研究所 | ニール F.マイケルセン | 松村 潔、大澤/義孝 |
星雲社 | 魔女の家BOOKS | 実業之日本社 |
ぐるぐる占星天文暦 2018年~2030年
2018年~2030年分までをまとめた天文暦。天文暦というのは通常、数字データーがずらっと並ぶものが一般的ですがこの天文暦はホロスコープをビジュアル化しシンプルな図版なので天文暦としては画期的です。
口コミ
シンプルな図版で見やすいという声が圧倒的。数字データーがニガテな場合、天文暦を開いただけで閉じたくなるため数字がニガテという場合の救世主的な天文暦。
価格もお手頃価格という評価が高く満足している声が多い。
増補版21世紀占星天文暦
2001~2050年までの暦が掲載されています。実用的な天文暦です。数字データーと英語の占星術用語がずらりと並びます。
月については午前と午後の場合の情報が掲載されいることとラストアスペクトなども書かれており情報が詳しい天文暦。
口コミ
占星術の実用に活かせる情報量が多い。カバーがハードカバーであることで本の崩れは起きにくいが持ち歩きの場合は重たいという声もあり。
ちなみに筆者はこの天文暦を使用しており実用で使う情報はこの1冊で十分というくらい豊富な情報量です。
本の中の用語が専門用語でしかも英語なので英語の専門用語が頭に少し入っていないとどこに何が書いてあるのかデーターを理解するまでに少し時間がかかります。
日本占星天文暦
1900年からの151年分の暦が掲載されているという貴重な天文暦。そのかわり値段が高い。情報量は標準よりやや上。
過去の歴史的な重要な出来事の研究用途などにも使えます。占星術界の第一人者が作成と監修している1冊です。
ボイドタイムの一覧があるという点が他の天文暦と異なります。
口コミ
151年分の情報が書籍として掲載されているのはやはりすごいためそこに価値を感じる人の評価は高い。
実用性でいうと不便さは感じないと思いますが月の時間が午前と午後で分かれていないという声がありその場合は2冊を使い分ける形となるそう。
ソフトカバーなので開く回数が多い天文暦の場合は本が崩れやすいという声があります。
迷ったらコレ!各天文暦はこんな人におすすめです
3つを比較すると各天文暦で微妙な違いがあります。
天文暦のまとめ
占星術を学んでいくと天文暦を必ず1冊はもっていたいところ。天文暦自体の種類は数が少ないけれど1つ1つに微妙な違いがあります。
①価格が異なる
②暦期間が異なる
③中身の情報量と内容が異なる
天文暦が1冊あると星座移動日なども調べることができるように知識の幅がぐっと広がります。 天王星・海王星・冥王星の星座移動(イングレス)年表
トランスサタ二アン(トラサタ)とは天王星・海王星・冥王星の3天体のことを言います。
この3天体は公転周期が遅いため同じ世代に生まれた人達はトランスサタ二アンが在住する星座が同じです[…]