木星が牡羊座へ移動するのはいつ?
2022年5月11日(水)の8:23頃に木星は牡羊座へ移動します。
木星の移動スケジュールです。
■5月11日 8:23頃に牡羊座へ移動
■7月11日に20:47頃に逆行開始牡羊座8度
全体視点の中でモノを見るという視点に到達してから逆行へ入る。
■10月28日 14:12頃に再度魚座入り
(10月25日に日食、11月8日に月食)
■11月24日 21:42頃に順行転換
■12月20日 23:33頃に再度牡羊座入り
(牡羊座支配星の火星が10月30日~1月13日まで双子座で逆行開始になる)
■2023年5月17日に木星牡牛座入り
冥王星は2023年3月24日に水瓶座入り(6月11日に再び山羊座へ戻る)
木星は何を意味する天体!?
木星は社会天体で主に拡大・発展を意味し、何であっても「膨らむ」という天体です。
天体は誰か個人の意思のもとで動いているわけではないので個人の欲や意思には関係なく
良いこともただただ膨らめば、悪いこともただただ膨らみます。
ただし、この膨らみには角度や関わる天体もしくは順行逆行によって必ず制限がかかる時がきます。
社会の膨らみというのは「流行」を意味してくるわけなので
木星は約1年ほどで星座を素早く移動しながら世の流行的な意識や状況を膨らませていきます。
そう考えると、流行というのは1年という比較的短いスパンで
あっという間に変化しているということも木星から理解することができます。
2022年に木星が移動するのは「牡羊座」。
木星が移動する「牡羊座」という星座で、社会や仕事などに
どのような影響や事象がでてきやすいか考えてみましょう。
2022年から2023年までの牡羊座木星の特徴
牡羊座は天地創造の始まりを象徴してくる星座です。
今回の牡羊座木星は海王星と合、および冥王星と60度を形成し
やがて冥王星が水瓶座へ移動する大きな変わり目を示してくる時期移動と
重なってくるというのが特徴です。
また、トランスサタ二アンの3天体は小三角を形成します。
これまた珍しい配置を組む時代背景です。
冥王星が水瓶座へ移動するとは、地の時代から風の時代への変遷です。
とはいえ、いったん水瓶座入りした冥王星は6月に再び山羊座へ戻ります。
山羊座は地位や権力、組織への依存を象徴し、水瓶座は自立を象徴する星座。
牡羊座の木星入りは変遷への「始まり」への鐘であるかのように
個々に自主的、独立的な意識変化を促し始めるでしょう。
木星と海王星の膨らみの違い
同じ膨らむ天体でも「海王星」とは何が違うのかというと
木星は土星以内にある天体なので、木星が意味する膨らみは土星以内の膨らみや拡がりです。
通常は土星以内で膨らむ木星の事象が、今回の牡羊座木星の場合、海王星と合を形成、
そして冥王星と60度を形成しているため
常識範囲や一般論、限度を超えるほどの拡大や膨らみ、
通常では考えられないような応用力に作用してくるというのが特徴です。
牡羊座木星期にはどのような事象が起きやすいか
木星が牡羊座に入ると、どのような事象が起きやすいかというのを挙げてみます。
木星はあくまでも社会天体なので、事象が個人的なものに納まらず
仕事や社会的な立場等にも影響してくる天体だと考えましょう。
■仕事や立場上で初めてのことを経験しやすい
■初めての法律ができやすい
■自分自身の仕事に特化できる時間が増える
■本音が出てくるような状況が増えていく
■仕事関係で今あるものを改善するというよりも新しいものを作り出そうという意識になる
■指導的立場になりやすかったり、指導者(リーダー)を目指す意識が芽生えやすい、初めてリーダーになるなど
■独立したいという意識になりやすい、起業家が増える
■行動が積極的になりやすい
■仕事や立場上でNOとはっきり主張することが増える(逆を言えばNOと主張されることが増えるなど)
■初めて聞くような話が増える、新しい話が生まれやすい
■初めての成功体験がでてきやすい
■初めてのことに果敢にチャレンジしてみることが増える
■告発が増える(蠍の場合は恨みつらみも考えられるが牡羊座の場合は正義に基づきやすい)
■言動がストレートすぎるため怒る人も増えやすい
■攻撃的、喧嘩、暴力
(通常は肉体だけれど、水瓶座や風星座が入ると言論暴力、言論で喧嘩、言論で攻撃もあり得る)が増えやすい
■結果は考えずに、まずはやってみようという意識になりやすい
■正義感溢れる行動が増える、純粋な動機のものが増えたり尊重しやすい
■警察を見る機会が増える、美容師が増えるなど
■気持ちの高揚を重視したり、スピードを出しやすい、早さを意識させられるなど
■経験よりやる気が大事という意識が出やすい
■法律や宗教などの現場に初めて関わることが出てくる
■仕事や役割上で短絡的な判断をしてしまう
■直観的な即断即決でYES、NOの判定が成されていきやすい
など。
まとめ
終わりと始まりの境界が曖昧であやふやな魚座から
はっきりとした始まりを示してくる牡羊座へ木星が移動します。
2022年度の牡羊座木星は冥王星の水瓶座移動時期と重なります。
牡羊座という星座は、今在るものの改良ではなく
新しいものを作ることができる星座でもあります。
新規を生む熱意や大変さ、一人で仕事を立ち上げ行っていく独立心、
新たなチャレンジ、「指導」というものから得られる学びなどを経験するケースが増えるかもしれません。
とにかく新しいことが舞い込む機会が多々出てくると思いますので
牡羊座で撒く種が育つか枯れるかなどはあまり考えず
「初めて経験してみることで初めて考えてみる事柄や理解できることがある」という気持ちで
物事に果敢に取り組んでいくことに意図があるのかもしれません。