2023年は星座移動が目白押し。2023年3月に土星が魚座へ移動 Q&A土星魚座は何の基盤づくりを示すのか

2023年3月に土星が魚座へ移動 Q&A土星魚座は何の基盤づくりを示すのか

2023年は時代天体である冥王星が水瓶座へ移動する重要な転換時期を示しますが

移動の約2週間ほど前に、まず土星が水瓶座から魚座へ移動するというのも非常に特徴的です。

土星は逆行するものの水瓶座へは戻らないことを考えると

冥王星が水瓶座と山羊座通過の下で土星が「魚座」であるとはどういうことなのか

考えられることをいくつか挙げてみます。

まずは占星術において土星にはどんな象意があるか

天体知識のおさらいをしましょう。

土星は何を意味する天体か?

土星は公転周期が長く、12星座を約29年ほどかけて一周します。

占星術では社会天体に属し、社会基盤を構築していく天体です。

木星と土星が水瓶座でグレートコンジャンクションをしたのが2020年。

そのため、全体で考える時代の運命基盤はあくまでも「水瓶座」です。

時代の流れという運命下の中に社会基盤が形成されると考えます。

その基盤経路として土星が「魚座」へイングレス(星座移動)し

魚座の特徴を示す素地を社会に形成していきます。

では、魚座特徴の基盤とはどういうものなのでしょうか。

「魚座」という星座特徴から考えてみましょう。

トランジットの土星魚座は社会にどんな特徴の基盤を構築していくのか?

土星は社会基盤を作りますが、天体としてはマレフィック(凶星)であることを踏まえる必要があります。

土星というのは、社会に対して幸福な形で基盤作りを進めていくというよりも、

どちらかというと問題ごとや課題、時には差別、偏見、

そして努力や責任、困難を要し、耐えるという大変な経過を通しながら

基盤づくりが形成されていくというのが土星の特徴です。

何事も形になるには何かしらの労を伴うものですが

土星作用がなければ、まず形になりません。

柔らかい土の中に柱を立てたとしても家はすぐに崩れてしまうもの。

基盤とは、そう簡単に崩れてはならないものであり、そのためには土星が必ず必要です。

土星の意味から考えていくと、一人一人の土星の苦労や努力、そして責任が

社会の何かの基盤づくりを担っているわけです。

約2年半かけて魚座土星が意図する基盤とは何なのか、考えられるものを挙げてみます。

魚座の支配星は海王星と木星であることから、海王星と土星、

木星と土星がタッグを組んできたり

トランスサタ二アンの小三角が形成されていくことを考えていくと

社会問題が常に生み出されやすい懸念があったり

良いこともあれば悪いこともあり、悪いこともあれば良いこともあるという風に

最終的にはトントン、もしくは継続や努力が海王星に

打ち消しされるという現象にもなりやすく

少し注意が必要だとも考えられます。

魚座土星の基盤キーワードとしては

「弱者救済」、「自然環境(自然の減少や保護)や自然エネルギー、自然災害、自然回帰など自然の理解」、

「自由への制限」、「社会福祉や病院の課題」、「いじめ等の問題」、「心労や孤独」、

「社会制度の終焉と始まり」などです。

土星には現実化の意味もあれば、否定の意味もあります。

必ずしも課題解決が現実になるということでもなく、

問題そのものが現実に表出してきたり、

否定作用が強く働いたり、減少を表すこともあります。

新規立ち上がりなどは牡羊座が関わってくる時のようにも思いますが、

様々な土星作用が出ると思うので、以下を参考にしてみてください。

まずは、土星が魚座を通過する過程にはどんな事象が出てきやすいか挙げてみます。

土星の場合は木星と違い、拒否感が背中あわせです。

現実化だけではなく魚座的な意味に拒否感や減少がでやすい、

少し苦労があることなども

踏まえていくといいかもしれません。

■社会や仕事の中で矛盾や曖昧なことが出てきやすい
■今まで自由であったことに制限やルール、干渉が入りやすい
■過去の苦悩などが語られやすい
■心が疲れやすい
■仕事や社会生活で思いやりのない言動には否定や拒否感がでやすい
※ただし、思いやりの押しつけが強すぎる場合も拒否感が出る場合あり
■人間とロボットの違いを理解する
■ロボットにも感情を持たせることができるのか、などの基盤
■自然について理解を要す(自然現象、自然災害含む)
※土星なので自然に関する土台を作りを表しているともとれる。
自然を無視するとなると未来に何か影響するのではないかとも
■騙された人たちを救済していく土台やルール作り
■不正や曖昧ごとに対する対処方法の基盤(コンピューター、監視技術制御含む)
■うるさい場所に拒否感など
※木星ではなく土星なので、異様に静かか環境がうるさいなど差がありそう。
それによって静寂時間、空間を作ることを形づくるなど
■仕事や社会生活で人の善意や優しさが利用されやすい(土星なので現実視点で拒否できる可能性あり)
■社会生活や仕事中に癒しのものが現れやすい(例えばペットや動物、アロマなど)
■捨てられていくものの救済など(生き物や産業廃棄物、食料、ゴミ、リサイクル品など)
■赤ちゃんポストや養護施設などの基盤
■一人時間や一人空間、静寂、自然を取り入れるなどの幸福基盤を整えていこうとするが
一人時間を堪能していると障害が入りやすいとか一人でいる時に何かが起こりやすいなど
■仕事や社会生活、社会問題などに対して「言わないこと」で解決しようとする
※直接的に言わないことはもちろん、言わないことを別媒体方法で解決しようとする
(芸術かもしれないし、ネット、心理学、占い、嘘、架空など)
■占いや霊感商法への否定や制限(占いを提供する番組が減るとか課金やサイト問題など)
■愛や愛することについての話を押しつけられたりしやすい(拒否感などがでてきやすい)
■一人や孤独、雰囲気に恐怖を感じるとか、孤独が怖くて本心とは違う行動をとってしまうなど
■孤独に耐える方法とか、乗り越える方法を自ら見つけ出すなどの基盤
■泣き寝入りしやすい(ただし、土星の否定により、戦う場合あり。
牡羊座や火のサインが関わった時や火星が関わるなど)

■立場上で悲しいことや泣くことなどが起きてきやすい
※土星なので泣いたとしても数日経てば現実的になり、立ち上がる可能性大。(牡羊座ヘッド通過が重なるため)
※泣く人に否定的など(泣く理由や環境による)

■ボランティア的な仕事や散らかった職場など、環境が多少悪くても働き続けてしまう
■仕事や役割などに消極的、受け身的、苦悩がでやすい、自己犠牲的
■決まらない、選択しにくい、迷いやすい、優柔不断になりやすいなど
■仕事や役職、進む道は目的ある意思というよりも成りゆきになりやすい
■仕事の目的を見失いやすい、何のために仕事をしているのか分からなくなるなど
■精神や想い、心の話を大事にするなど
■孤独の問題が社会問題として顕著になりやすい
※魚座の場合、現実的な孤独の空間、時間や心の孤独の両方を意味してくる

■謝罪することなどが出てきやすい
■社会的弱者の救済の基盤
■社会福祉や介護、看護などの社会基盤の構築など
■社会生活や仕事の中にボランティア活動や無償奉仕が入りやすい
■寄付が当たり前の視点になっていきやすい(寄付に制限やルールが生じるともとれる)
■社会問題に対して心理学的な視点で考えたり、
占い、見えないもので考えたりしやすいが拒否される場合あり
■心理学的観点が取り入れられやすいため、人の心をコントロールする視点も出てきやすい
■冥王星山羊座期とは違う仕事精神や社会精神の基盤づくり(終焉と始まりを意味する)
※冥王星が水瓶座になるので社会性と国際性をより帯びたものへの変遷。

土星なので差が出てくるともとれる。
■過去から学んだことの総まとめ期に入る(見えないもの、精神、心の部分)
■自由な出勤スタイル、いつもとは違う経路、自由な服装、
フリースタイルで仕事を行うなどに少し困難な状況が出てきやすい。
※制服やアイテムなどを減らしていく会社や学校などもあれば
ユニフォームなどを着ざるを得ない環境に耐えることを要されるなど
■仕事や社会生活でわがままが顕著になりやすい
※そのわがままが否定される場合もあれば問題提起につながる場合もある

■制度やルールの境界が曖昧で、よく分からない職業や仕事、社会環境などが出てくる
■人の感情を無視するような仕事の仕方や社会、合理化には賛成しにくくなる
(土星なのでもちろん問題を生みやすいとか、心の中に我慢を溜めこむなど)
■仕事の中でつらく思えるようなことが起きやすい
(ただし、つらいことが起きたあとに幸福が舞い降りるなど
魚座の摩訶不思議なケースが出てくるため、その場の感情に流されないことが大事かと思われる)
■過去の話や芸術作品を学ぶ基盤
■時代や人物を遡ることや過去を振り返ることが基盤そのものになる
■魂の話、過去世の話、妖怪、幽霊、神話、かわいそうな話(ストーリー)、小説、芸術作品の学びや作り出し
※減少を示したり否定視点が入ることも考えられる(芸術作品が減るとか小説を読む人が減るなど)

■悪い行為や出来事を業の話に結び付けていくとか
時には過去世の業という話さえも信じられていく
※信じる視点と否定視点の両方が必ず入ると考えられる

■架空か真実かよく分からないものが生み出しされる
■ペットショップに制限がかかる?など

魚座という1つの星座からでも様々な意味の作用が出てくるだろうことが予想されます。

心や気持ちが関わってくるため、自分の心は自分で守るという

問題提起もあるかもしれません。

あくまでもMY見解

これはあくまでもMY見解です

魚座という星座は「見えないこと」を示すため魚座土星の意図には

見えていないようなどこか盲点がある印象もします。

例えるなら、東京オリンピックのようなもので、

開催国に選ばれた実現当初は歓喜に沸いたオリンピックも

過ぎ去ってみれば、マイナスの要素が多かったということが

後から見えてくるという風にです。

けれど、振り返れば、当初から

冷ややかな目で見ていた人たちは確かにいた、、、というものなど。

一人でこもることや一人で考えること、静寂、心の幸福を追求すること、

環境に癒しを取り入れる、現実的な孤独と心の孤独の問題、心理と向き合うことなど

魚座的な象意と向き合わされる、もしくは考えさせられるような事象が

多々入る2年半になると思われます。

また、魚座は形のないものを示すので、思いやりとは何なのかとか、

哀れみ、同調、救済とは?というように自らの心に問いを投げかけては

自問自答していきながら精神の基盤を作るのではとも考えられます。

また、ロボットと人間の違いを考えていくような事象が

多々、出てくるかもしれません。

今は見えていないところがあったとしても

天王星が牡牛座に在る期間は

五感を通じて、はっきりとした根拠や理由を天王星が外的要因を入れ

気がつかなかった視点に気づかせてくるのではないかとも思います。

魚座作用や木星、海王星に拾い集められていく環境や情報、ツールなども

自身の心に合致したものだけに絞り、減らしていくともとれるでしょう。

まとめ

2023年3月に土星が水瓶座から魚座へ移動します。

約2年半かけられてきた水瓶座の素地づくりは終了へ向かい始めます。

土星象意には困難や努力を非常に伴うものになりやすいですが

土星から逃げると、基盤づくりや現実化(ご自身のネイタルチャートに基づく)が

遅れに遅れ遅延が発生し、さらに労や困難が長続きしてしまうため

魚座が示す自身にとっての心の幸福を選択していくほうがいいでしょう。

※心を騙し騙しで過ごしたとしても、冥王星が水瓶座へ入るにあたり

必ずどこかで本心が現象化してくるかと思います。

日本ではSNSが主流の昨今、他者が魅せる幸福や情報が示す幸福と

自身にとっての幸福は別物であることを忘れずに。

 

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