月が美しく輝くのはまさしく「夜」。月の活かしかたとして新月や満月では願い事を書こう!ということがごく一般的です。
けれどそれって本当でしょうか?月というのは本来は無意識の領域。
天体術において大事なのは書いて叶えることではなく天体を動かして現実にしていく力。占星術を象徴するのは天王星です。
天王星には魔法という意味はありますが天王星のその魔法には「書く」ということは示しません。
古代では占星術の高度な技術を読解しながら見えないものの魔法とされていたものが、いつからか商業によって占星術の意味が変わりだしました。
ノート不要の天体術。今回は月の活かしかたについて解説します。
書けば叶う?書かなくても叶う。ノートは不要。月の魔法(引力)を活かす方法
結論から言うと、書こうが書かまいが叶うものと叶わないものがあります。
人それぞれアスペクトが異なることと太陽の目的が異なるからです。
叶わないものは太陽とは関連しないことです。叶うものは太陽と関連するものであれば書かなくてもいずれ現実になります。
月というのは本来プライベートや私的な習慣化を表すので新月や満月のときだけ願いごとを書くと言っても書き続けなければなりません。
ノートに書くことがたいていいつも同じなのもほどよく頑張れば実は達成できる日常レベルのことではないでしょうか。
月の活かしかたというのは本来、あなたの太陽と関連させながら動かしていくことです。
太陽に関係ないのであればそれはどうあがいても叶いません。しかしながら、あなたの太陽に関連しているのであればそれは願わなくとも書かなくとも叶うのです。
叶ったからといって、それが永久に続くことなんてありませんしある日突然、方向転換をむかえることもあるでしょう。
みずがめ座冥王星期間になると特に損得で選んできたことやその思考の癖のある場合は大きな方向転換がより起こりやすくなるといえます。
書いて叶えようとするよりもまずは自分のホロスコープについて陰陽を正確に知る努力をしてみましょう。
そうすると出来事に対して感情が右往左往していくこともだいぶ減るのではないでしょうか。
いつも願い事を書くなんてそんなのちょっとめんどくさい、、、ノートに書いてもたいていいつも同じことだしあまり叶ったためしがない、、、という場合は月の活かし方を少し変えてみて。
「書く」という直接的な行為を司るのは本来は「水星」です。
もしも書くことで願望達成をしたいのならあなたの水星を活かすことをおすすめしますが水星の役割としても月と同様に「書いて叶えることではありません」。
水星の本来の役割を考えた場合、書いて叶えることが水星のテーマではなくあなたの太陽の目的のために水星を活かすことです。
もしもあなたが自分のホロスコープに気がつき今までの天体の扱い方を見直すようになれば、そこから各天体は大規模な修正へと入ります。
太陽の目的に関わることであれば月もあわせてすべての天体が力をあわせてあなたの太陽のために力を発揮してくるでしょう。
月は書いて叶えることではなく無意識の領域から受けとる力を高めること
月を活かすとは誰にでもできて実はとても簡単です。自分ができそうなことを繰り返して習慣にし無意識の領域から受けとるものの力を高めていくこと。
月の魔法を活かすにはそれだけで十分です。なぜなら月は自分から自発的に新しいことを生み出すことができません。
いつも他の天体から指示を受けて動いていく(動かされていく)ことしかできないのが月。
それだけ受容の力や引力の(引き寄せられていく)力が強いのです。
夜の月と昼の月の活かしかたは異なる
月の場合は私たちが眠る時間の夜の月と太陽(自分自身)が活発に動く昼間の時間では活かしかたが異なります。
昼間の月は太陽とともに動かし、夜の月は無意識の力を高めるために使います。
月を上手に活かすならそのタイムは夜。夜の月を活かすには眠りの時間にこだわってみて。月が働くのは無意識の領域。
無意識の主(ぬし)である潜在意識とは眠りの時間にも稼働しているからです。
眠りが浅い時には不思議な夢をみたりしますが眠りが深いときは夢をみていないのではなくてただ覚えていないだけ。
眠りが深ければ深いほど快眠となり翌日もスッキリするはずです。
そして十分に睡眠がとれた次の日は集中力も増し、活動的にもなれる。頭も働き冴えたアイデアもでやすい。
火星も活きるし、太陽も、水星も。月を活かすだけですべての天体が力を発揮しやすくなります。
夜の月を上手に活かしていくと月からキャッチする感度がより増すでしょう。
月は上位の世界からの中継点
わたしたちが目で見る現象は上位の霊的な世界から月を中継させて見させられていくものでもあります。
それだけ月が地球に与える影響力は強いということ。
月から降ろされるものや、その現象などをキャッチできればあなたが何をしていけばいいかはすぐに答えがでやすくなります。
月がうまく活かせていないときはぼぉ~としやすいとき。月というのは本来受け身であってラクな状態を好むからです。
日中はこの月のお尻をたたき目を覚ましてあげてあなたの心の満たしをとりにいく。それが上手な月の活かしかたです。
実は月が満たされていないという人のほうが圧倒的に多いのです。
あなたは何に満たされるのかをまず知ろう
昼間の月は太陽とともに動かしていくこと。それは自分が何を欲しているのか自分の心の欲しや欲求を知らなければ受け身で流されるままとなりがちです。
あなたが欲しているものを、ホロスコープからまず知り知ったのなら素直にまっすぐ取りにいきましょう。
月が満たされない場合の例としては欲していることとは逆の行動をしたり思っていることとはまったく違う言動をとること。
月が満たされる秘訣は自分の気持ちに素直に行動すること。
それを習慣化していくと無駄なことや損得を考えた時間の費やしかたではなく自分の気持ちに常にストレートに行動していけるようになるでしょう。
夜の月は太陽で活発に動いた自分をねぎらい意識をゆっくり休めていく夜の時間を自分だけの極上の時間に整えてみましょう。
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おやすみタイムの月の魔法☽
夜の月タイムは自分のための時間を必ずつくろう
夜の月の時間は昼間の時間と違い心と体を休めることに使いましょう。昼間の目覚めモードから睡眠モードへ切り替える。
そのために自分だけの時間というものを作るようにしていくといいでしょう。
たとえば夕食を食べ終えたあとに自分の部屋に戻ったらこんなことをしてみては?
・その日の気分にあったお香を好きなインテリアでたく
・アロマで足や体の緊張感をほぐす
・温かいハーブティーや紅茶をお気にいりのマグカップで飲む etc…
夜の月タイムは「香り」があったほうがいい理由
できればおやすみタイムにはリラックスする香りがあるほうがいいです。
なぜなら人の潜在意識は「嗅覚」が一番記憶を吸収しやすく良い香りの中にイメージしたものは香りでそれを記憶し現実化の直感的なヒントへつながりやすくなるから。
あなたが好きな香りって実はあなたが好きなことにつながっていたりするものです。
あなたがリラックスする香りを使いながら心や緊張感がゆるむその感覚を記憶する。リラックスすればするほど眠った夢の中から潜在意識へヒントがおりやすくなるでしょう。
夜の月タイムは足を冷やさず温めたほうがいい理由
睡眠中は足裏に汗をかきます。足裏に汗をかくことで体が体温をさげていき睡眠が快適にとれていきます。
足が冷えてしまうとこの足裏に汗がかけなくなり身体の体温が下がらないので眠れなくなるということになりやすいです。
アロマをつかってふくらはぎのマッサージをしてみたり足の血行をまずよくして足元を温めてみて。
寒い季節の場合はレッグウォーマーをはいてみるといいかも。そのとき選ぶ柄や色にこだわって。
あなたが好きな柄や色であればあるほど毎日それが楽しみになり心地よさが習慣になるからです。
デジタルを身体から離す
スマートフォンなどが発する光は覚醒を促す作用があり睡眠の大きな妨げになります。
枕元などにはデジタルは置かずサイドテーブルや身体から遠ざけたところに置くことを意識して。
みたい動画やメールは眠る前のだいたい1時間前には終えるのがベストです。そのあとは起床後にまわしましょう。
静かな時間があると考えごとをしてしまい逆に眠れなくなるという場合は、頭の温度が高いときです。
その場合は大脳が活性化して目が冴えてしまうので頭の温度を下げるためにおでこに冷たいタオルを置いたりすることをおすすめします。
ノート不要で月を活かす簡単な月の魔法のまとめ
昼間の月の魔法を活かす方法はまずこの3つが簡単です。
・自分の満たしや欲しを素直にストレートにとりにいく
・気持ちに対して素直に行動する
・香りのあるものを夜タイムに使う
・足を温め体からデジタルを身体から離して眠る
夜の月の活かしかたとは実はとても簡単。月に対しては書くということよりも眠りの時間の潜在意識力を高めるために夜の時間の使いかたに気を配り心地いい意識や眠りにつなげていくことです。
誰でも毎日できる簡単な夜の月の活かしかた。
そんな小さな毎日の習慣があなたの夢にたどりつくヒントをもたらしてくれますよ。