天体の知識が身についてくるとうすうすではありますが「この時なにか起こりそうだな」というアスペクトとか時期みたいなものに気がついていくようになります。
その直感はおそらくトランスサタ二アン通称トラサタ(天王星、海王星、冥王星)が角度を作っているからでサタ二アンの角度に嫌な予感がしてくるという場合もあるはずです。
トラサタが角度を作っていたらどういう心構えでいたほうがいいか?ということについて解説します。
トランスサタ二アン(トラサタ)が関わる出来事は回避できますか?
率直にいいますとトランスサタ二アン(トラサタ)が関わる出来事は基本的に回避はできないです。
トラサタに意思は通用しますか?
通用しません。
もしもトラサタに意思が通用するのならそれはトランスサタ二アンではありません。
個人天体の出来事というのは日常生活レベルのことです。サタ二アンの出来事の場合は人生レベルの出来事です。
その大きさの比較を考えたらトランスサタ二アンは人間の意志でコントロールができるようなそんなレベルではないということが分かるかと思います。
トランスサタ二アンを甘く考えないほうがいいでしょうが起こる出来事は強制だと思うといいでしょう。その出来事に登場してくる人物もすべて強制です。
サタ二アンの出来事によって仕事の方向性や生きる方向性が変わる人も多いです。転職・別居・離婚、病気、法律問題などが起きやすいときでもあります。
トランスサタ二アン(トラサタ)が関わる出来事は少し異常性がある
天王星、海王星、冥王星が関わる出来事の流れというのは普段の日常での出来事とは違い少し異常性があったりもします。
おかしなことが起こりやすいです。その異常性の中に少し巻き込まれるということがでてきやすいのがサタ二アンです。
それは良い悪いだけでの解釈では言い難いくらいのものです。どっちに転んだとしてもあまり後味はよくないというものも多いです。
その時は良かったことだと思っていても時間軸のサイズがそもそも違うため後から分かることのほうが大きいでしょう。
トラサタのレベルになるともう最初から先の未来の時間軸の角度が予め分かっているかのように未来の角度にあわせたものが事前に届いてきて
その角度にあわせたとおりの出来事しか起こらないと思うといいでしょう。それは私達人間の意志がどうとかという話のレベルではありません。
水星のコミュニケーションや伝達ミスとかその程度のレベルではありませんが、ただしそれらの個人天体が前置きとしてまず流れを作りながら
最後にトランスサタ二アンが出来事を締めてくると言えば分かりやすいでしょうか。
そのためトラサタばかりに注目をするのではなく、まず出来事では個人天体の角度や出来事に注意を拾う必要があります。
そこから徐々にサタ二アンの角度が関わりだします。
激しい出来事が起こるときというのはサタ二アンだけが角度を作るということはありません。
個人天体も必ず角度で関わっているはずです。時期予測や角度をみるときのひとつの参考にしてほしいですね。
トラサタが角度を作っている際の心構え
トランスサタ二アンが角度を作っていたらどうすればいいでしょうか?まず大事なのは意思は通用しないという前提をまず持ちましょう。
意思は通用しなくてもサタ二アンの意味を先に知っているか知らないかでも大違いです。中途半端は通用しません。
その期間は突破力が必要です。外側の現象に翻弄されぬよう全力で向き合っていくしかないと思うといいでしょう。
角度を作っているトランスサタ二アンを見つけたら、対象のサタ二アンが作る角度を全て洗い出しましょう。
例
たとえば天王星がオーブの狭いハードアスペクトを作っていて目立っているとします。
ネイタルチャートの天王星が作るアスペクトだけではなく占星術上で習うすべてのチャート種類の中の、天王星のアスペクト、オーブをまず拾いあげましょう。
その中の特にハードアスペクト(0度、90度、180度)が形成される一方の天体をまずはすべてピックアップしましょう。
出来事にどれぐらいの強制性や障害性があるかオーブを確認しましょう。
ピックアップされる天体が複数回あるとか何かしらの特徴がでてくるはずです。そしてその年の春分図の天王星もみましょう。
(もしも春分の変わり目が予測されるのなら、その前後の春分図も必ずみましょう)
天王星の意図はピックアップした天体の象意に対して出来事を起こす可能性が高いでしょう。
最後にプログレス太陽の前後の度数のサビアンシンボルも必ず調べましょう。時期予測の参考にしてみてください。