2021年も暦上はだんだんと終わりに近づき、今年最後の月食をむかえます。
天文学上だと月食や日食は美しい現象ととりますが、占星術上の意味としては、月や太陽が隠れていく現象になるので
「素晴らしい時です!」といった風にはあまりとりません。あくまでも、その時の月食図や日食図によります。
月は牡牛座の12ハウスに在住します。月には冥王星の調停が入ります。また今回は山羊座金星の調停も入ります。
満月にあたりますから完結ごとがでてくるのですが
木星と土星を頂点としたTスクエアが組まれますから専門的なスキルや能力、そこに伴う収入や拡がりがたというところで
人それぞれの結実化や完結ごとは起きやすいでしょう。土星と木星が同じハウスに入りますから
幸運や加護もあれば不遇や苦労もあるといったように結局はトントンという形です。
現実をよく見させられる月食となるでしょう。
あと1か月ほどで山羊座で金星が逆行しますから、今の段階でコロナ禍のお金の支援策が
案からしだいに形になろうとしているのも流れに基づいているのかもしれません。
現在は太陽が蠍座に入りますから、特に「過去」からつながることに対して、答えが入りやすい月食です。
「ちょっとお茶コーナー」ですので私の場合の話を少々。
射手座木星期の際なので2019年あたりの時期からのことで「やっぱりそうか」と思うことがありました。
射手座木星期の当時は、土星は山羊座、冥王星と土星が合をしだいに形成していくという時でしたから
合法性や正攻法というところが最も強調されてくる時期だったのですが
木星が通過していた射手座が意味するところに「高額投資」という意味がでてきます。
そのため、射手座木星期の1年間の中で高額な金額を支払うものが、今思えば、あり得ないほどの数が外から来ていました。
射手座の象徴からその当時に楽観的に高額投資をしていた人達は多く
例えば相当な高額な代金を支払ったにも関わらず講座の中身は空っぽで
実際はたいしたスキルは身についていないとか、言葉巧みに誘導されて騙されるとか
失敗を経てきた人達は意外に多いかもしれません。
特に天秤座冥王星世代です。(蠍座冥王星世代は今のように思います)
射手座木星期というのは射手座が意味する「グレードアップ」というのが常に謳われていた時期でしたが
射手座は柔軟星座ですから自分で注意しないとこのグレードアップがよからぬ方向へ向かわされるともなりません。
木星は決して幸運なものだけを運ぶとはならず、海王星のように実際性のない可能性まで増やす天体にすぎません。
よく、天体を擬人化して自分にとっては良い方向で働くのだととってしまう人達も大勢いますが
天体というのは別に誰か個人のために働いているわけではありませんし
ただただチャートの角度やサインに従って作用しているだけです。
今考えると、私は射手座木星期の際に片手5本の指には収まらないほどの、非正攻法や非合法的なもの、
「おかしいわね、それ」というものが外からたくさんやってきましたが
集団の中に入ると集団の価値観の中に染まっている自分になかなか気がつかないものです。
その中でもこの月食で、その正悪が判断されたものがありまして
その時に見たものが警視庁に逮捕されたというニュースが飛び込んでまいりました。
ニュースを見た時に文字ずらや名前だけでは分からなかったので
一応写真を見てみたら「あ~、射手座木星期だったから自由、自由とあおっていた人だわ~」と
2年の時を経て「やっぱり」という所感しかありませんが
ネットの記載も当時私が自分の目で見たもの聞いたものと一致しておりますから
ネットの情報は必ずしも不正確とは限らず事実もあります。
その場合は、実際にそれを経験した人が匿名で書いているのでしょう。
当時、驚くほどの数の人達が巧みに誘導されていたのですが、私はその後、たまたま出くわした人から非常に的確な助言をいただき
たった1年後にその人のいったとおりになっていたので占い師よりも的確な預言をいただいたため、私は被害にあわずにすんでおります。
一歩間違えていたら被害にあうところでした。
冥王星が水瓶座になるにあたり、個人であってもネットワーク形式で販売する手法
(認定制度や権利販売など)は増えていますが
その構造は、ねずみ講と同じ構造ですから仕組みをよく理解していくといいですね。
仕組みというのは案外単純で、少し考えればすぐ分かりますし、アイデアというよりも智慧を悪く使っているケースだったりもします。
遡ると私は高校生であった頃から、他者や顧客に不合法、不誠実なことをしている人とか企業に出くわすことは多々あり(ホロスコープ配置だと理解済み)
その時の時点では、その人やその企業にとってとても繁栄していたり、いい時期であったとしても
数年後や時を経て逮捕をされていたりだとか、やがては懲戒免職になっていたり、店が撤退していくなど
失墜していく現象を見るというパターンが繰り返されているのですが
それが起こる前に私は会社を辞めたりだとか、辞退を促されたりだとか
相手から離れる方向に事前に向かわされるという摩訶不思議な現象も起きてくるというのも
一つの90度の方向転換だったりもします。
先日ニュースに取り上げられていた、新卒内々定者が最終面接後に採用試験はまだ終わっていなかったとして
秋口になって内内定を取消したベンチャー企業の取消理由が如何なものかと思いますが
ひどい目にあった学生達は不誠実な企業姿勢が分かり取消されてむしろ良かったのではないかなと思います。
また、経営者や役員の写真が腕組をしている写真についてかなり同感なコメントをしているものもみかけ
写真からも人の考え方って表れているようにも思います。
最近、女性でも男性的に腕組をしている人の写真をみかけますが、偏屈や攻撃性を象徴するポーズでもありますから
山羊座期にはふさわしかった「力」を表す姿も、もうあまり流行らないようにも思いますが
これも好みの問題かもしれません。
90度の話に戻すと90度は後味が悪いとか嫌な思いをしながら方向が変わるということも多いのですが
必ずしも悪いとはならないのが、その時ではなくて後から分かるケースの転換の事象も起きてくるからです。
方向転換は大変なので、大変なのか助かっているのかよく分からない時もありますが
90度の方向転換によって事前に助かる時もあります。
あくまでも私の場合ではありますが、身近な人が助言してくれて助かるというよりも
まるでドラマか?のような濃い人々が登場し
たまたま隣に座ったのがアフィリエーターでカラクリを教えてくれるとか
たまたま、とあるセミナーで出会った人とか、たまたま同じドミトリーに泊まっていた人など
「たまたま」のほうが何とも正確で的確な助言をいただけるというのも摩訶不思議です。
今回の月食では冥王星が調停しますから、皆様の中の冥王星の隠れた能力をぜひとも五感で感じ取るといいでしょう。
ちなみに、私はとある映像を見ていたら、浮気相手の男女二人が心中をするというなんとも蠍座的な話の場面で
風呂敷が敷いてあり、その模様が漢字?だと思うのですが
冥王星の記号でもあったので一応、何かあったら恐ろしいので記録づけをしておこうと思いました。
牡牛座で満月をむかえますから、まずは過去から身につけてきたこれまでのスキルとか能力、収入、忙しさというところに
ひと段落つくときでもあります。
のんびりしすぎるというところや頭仕事は大変なのに肉体的には異様にラクとか出てきそうな満月でもありますが
晴天の霹靂といいますか、驚くようなことがあったとしても、慌てず騒がず過去の記憶を頭と五感で振り返り
落ちつきや静けさというところから考えることというのも大事なようにも思える今回の月食です。
牡牛座で五感を表すから音楽をかけてみようというのも、もちろん聴覚の五感象意ではありますが
静けさの中だから聞ける音だったり想える事もありますね。
今回の月食はどちらかというと目に見えるものから耳を澄ます。そんな月食を過ごしていくといいでしょう。
また、今まで会ったことのない仕事分野の人もしくはプロフェッショナルな人に初めて会うというのも
浮かばなかったアイデア力や分からなかったことに気がつける可能性があります。
約2週間後には射手座で日食をむかえます。(日本では見ることはできません)
※だから射手座木星期とのつながりが出てきたのかもしれません。ちなみに太陽は現時点でまだ蠍座21度です。