2020年6月21日の15:41ころ蟹座で新月をむかえます。日食なので1年の中でも個人個人において非常に重要な区切りやタイミングとなります。
月と太陽は蟹座の0度です。夏至ですね。蟹座という星座は「共同体」を意味します。
魚座下弦の月からの流れで外から来たものの影響も受けながら過去と現在のつながりのヒントを得ていくでしょう。
その経過によって家族やこれまでの過去の「あなたが属した共同体」のいずれかに感謝をする気持ちも高まりそうな時です。
家族がいたから実現できたことや専門知識を学ぶ場や大学や専門学校、みんなが初等教育を受けられる権利を与えてくれている日本という国。
もしも義務教育の中で読み、書きを教われなかったとしたら専門知識すら知ることはできません。
この国は恵まれている証拠だと思うのですが、そのありがたみを忘れてしまっている人たちもたくさんいるものです。
多くの国では自分の国の統治を批判ばかりなのですが批判するような国を作っているのは自分たち1人1人です。決して政治家や大統領が国をつくっているわけではありませんよね。あくまでも統治なのです。
教育を受けされてもらえたのは生まれたこの国の力も大きいですが身近なところなら家族の力も大きいでしょう。
蟹座の新月ではご自身の「時の運命」というものを振り返り、基盤や家族に恵まれてきたことを非常に感謝できるときでもあるでしょう。
「共同体」への感謝の気持ちをもって進める今と未来。新月の蟹座の0度のスタートは伝統的なものの再開の意図があります。
5月期の流れは太陽と木星が良い角度をとっていたので非常に成長度合いも大きな1か月でした。
そのことをきっかけにしていった今に続く流れによって、ここから先に形にしたいことなども以前よりもよりはっきりしてきた場合も多いのではないでしょうか。
蟹座の日食では火星と海王星が基盤を意味する場所に移動しています。魚座下弦の月からひきつづきあなたの基盤にあたるものに直感が降りるでしょう。
そして行動する方向が変わります。アセンダントには感受点がぴったりと重なります。あなた自身の今の運命そのものに幸運がある。そう思うといいでしょう。
しばらくはあなたの身の回りに幸運が舞い降りてきやすい時になるでしょう。
獅子座のMCの意味することは?
木星は逆行象意の際中です。獅子座のMCなので一見は目立つ工夫をしなさいというかのような獅子座のMCに見えますが,まったく逆で小さな作業を行っていくというMCです。
この獅子座のMCですが小さな作業をするのはなんのため?という風に考えるといいでしょう。それは「太陽のため」。
太陽という天体は体でいうならば心臓部分です。胃とか肝臓とか様々な内蔵機能に焦点をあてたとしても、もともと本来の心臓が機能していないのなら血液が循環しないのです。
それだけ心臓部分は大事なのですが、学習にとらわれていくと細かい内臓機能にとらわれて心臓部分を忘れます。
今回はこのタイミングでご自身の太陽の意味とネイタルチャートのソフトアスペクトの意味をもう一度調べてみるということをおすすめします。
それらの作業を通しながら新たな挑戦へと向かう流れになっていくでしょう。
それはあなたが生きるこの現世の運命の「地球に生まれたプロジェクト」の開始を意味するかもしれません。
あなたが生まれた国も、育った地域も、家族も、働く会社も、自分で選べるものではありません。運命です。私たちの命には運命という制限がもともとあるのです。
それでも、この家族で良かったなとか、この国で良かったなとそう思えるような各々の「共同体」に感謝のできる蟹座の新月となるでしょう。