不言実行を着々と進めていこう2022年1月蟹座満月~蠍座下弦の月

不言実行を着々と進めていく2022年1月蟹座満月~蠍座下弦の月

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。

年末年始は、毎回たいてい90度だらけになるので

一時的な変化は大きくとも、今年も比較的単調な繰り返しになりやすい日々でしたが

如何お過ごしでしたでしょうか。

私は、この年末にアサインされた場所から牡羊座上弦でようやくホームへ戻ってまいりました。

自分の家がいったいどこなのか分からなくなりそうな感じでして、とても長く感じました。

ありとあらゆる山羊座象意をめいいっぱい体感させられながら

行き当たりばったりで見えないものに牽引される場所が、なぜだか大昔の方々の「お墓」ばかり。

歴史は全く苦手ですが、その名も北条家や源の名前ばかりの御墓で、お寺の説明を読んでいると

何やら誤解の中で死に至る人もいたようで、誰のお墓か?を通じて

現地で大昔の家系図を把握するという、いつもとは違った風変わりな年末年始を過ごしました。

10日の牡羊座上弦近辺は、行き当たりばったりだらけでしたが、時代は最大で1100年程の時まで遡ってしまい

北条時政のお墓と運慶が作った国宝までも偶然(さらには鹿の群れまでも)見ることができまして

運慶作が確定できるものは十数個程しかないそうなのですが、下の写真のお寺だけで5つもあるそうです。
(ちなみに説明は外国人がしてくれまして日本人の私よりも歴史を理解されておりました)

海王星によって、いつか、縄文時代まで時を遡ってしまうのではないかと思ってしまいました。

願成就院

この犬、写真だと伝わりませんが、かなり大きくて、おとなしいので頭と腕をなでてきました。

道路の看板の名前「願成就院」が気になり、立ち寄ってみたお寺です。北条時政のお墓と

運慶作の国宝を見ることができます。

願成就院

さて、1月の星の流れですが、10日牡羊座上弦近辺までは、物事が繰り返しだらけで

やることは山ほどあるのに、全く進まず、むしろそのことにびっくりしてしまう、、、(ちょっと進んだのが5日くらい)

ということが多かった流れですが

中旬の蟹座満月から下旬にかけて物事がようやく進みやすくなります。

天王星も順行へ転換します。順行に転換することで暴走しすぎないように注意しましょう。

18日の蟹座満月では、努力を要される月の象意です。仕事も非常に忙しくなりやすく

動き回るということが多いかもしれません。

太陽と冥王星が合になるので、太陽が人生上の極限まで向かわされます。

危機という意味もでてくるので少し注意が必要です。

期限内に形にしなければならないことが極限まで溜まってしまうこともあれば

その量も膨大で、ああ、困った、、という感じでもあります。

そして下旬の蠍座下弦では、とにかく自分にとって関係のないものや

関心のないものには知性や興味が向かい難いです。

やりたくないのにやらなければならないことも出てきやすいでしょう。

太陽や水星が水瓶座入りするので、もう引き払ってもいいものや捨ててもいいものもあるのですが

いつまでも執着しそうな蠍座の月でもあります。

Tスクエアがうまく働くと、執着していたものを下弦でばっさり捨てる!ということも可能です。

考えることは自分の基盤オンリーのことだけであって

重要なことや、やらなければならないことしかやらないという配置になります。

太陽に土星が合になるので、制限や制約が多く、その中で完成させていかなければならないか

もしくは、制約によって考えが一気に変わり、手放すともなり得ます。

下旬には木星が調停するので、物事も膨らみやすい時になり

自分の中だけで楽しめることや積極的に行動することも増えるでしょう。

対人関係は停止しやすく少数先鋭の中だけで物事が進んでいきやすくなります。

非公開性も示します。

また、関係性にも新しい関係性が入りやすくなります。

そのかわり、新旧で少し闘争的な傾向が見受けられる配置でもあります。

頑固なTスクエアもあり、聞いても忘れやすい水星です。特に水星は逆行です。

ミスや誤りに「仕事だから」という理由や仕事感情をすぐ押し付ける仕事人というのを

(例えば、私、言ったよね?と自分を正当化する言い方で言うなど。言う側の言い方や考え方、やり方を見直す必要性が少なからずあると私は思う)

「THE仕事」の山羊座期ではよく見る光景です。(器が小さい光景を見て、私も自戒☽)

「仕事感情」に囚われていると、「尊厳」がおろそかになるように思います。

吸収することや創造性が非常に素直に育つ配置です。

伝達やコミュニケーションは、寛容さやゆとりを持つといいでしょう。

大らかな人が物事を鎮めてくれやすいです。

やるべきところの管理はしっかり行いつつ、自由にのびのびしているほうが幸運が舞い降りやすいでしょう。

1月29日には金星が順行に戻りますが、水星はまだ逆行です。

見直しをかけなければならないところは、海王星と火星の90度で都度、自分で気がつくことが可能です。

2月の水瓶座新月まで、非常に物事を産み出しやすい配置になります。

もしも、形にしなければならないものがある場合は、集中して取り組み、生み出せる期間になり得ます。

無駄なことはしたくない、無駄な議論は時間の無駄

肉体労働より頭を使うことオンリーやデジタル化、非接触型、一人でやりたい

など効率重視的な意識になりやすいです。(ただし、現実はまだ山羊座が入り接触型や肉体労働あり)

また、蠍座下弦では、基盤や居場所において

何か先の結末が少し分かってしまうかのような所が見受けられるかもしれません。

その場合、可能性を感じなくなってきているものは葛藤が出てくる場合もあるでしょう。

完成か、葛藤か、障害か。不動のTスクエアの出方が人によって異なります。

蠍座で出る心境は少し複雑で、めんどくさいものになりそうな感じもありますが

なにせ蠍、、、ですので、思いこみに囚われたり、考えすぎ☽にならないように注意するといいかもしれません。

月末に向けて工夫や応用が利く流れになりますが

それと同時に強制的に停止させられることも出てきます。

特に蠍の場合は、事象は目に見えないものの意図ですし、そこに濃い感情を伴います。

それらの前提を予め持っておくといいでしょう。

また、願いがあれば、先に口にするとか宣言するといいという話もよく聞くもので

多くの人が勝手に信じていますが

蠍座という星座や各天体を知ると、私は全くそう思いません。

蠍座という星座は「不言実行」の星座で、言わないでやります。

「言ってやらない」よりも、「言わずともやる」「言わずにやる」。後者のほうが進むのは当然です。

星や誰かに宣言する必要はありません。

完成させたいことや、最後までやりきりたいことがあれば

ご自身の中で着々と進めていくといいでしょう。

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西洋占星術 基礎総合講座 全6回

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