2020年の6月13日の15:34ころ魚座で下弦の月をむかえます。この魚座の下弦の月では見えない力の象意を見過ごさないほうがいいという納得を得やすいときでもあるでしょう。
木星が冥王星にオーブ1度まで近づいてきました。リセット力が激しく今まで築いてきた発展性を一気に失うような出来事に見舞われた場合もあるでしょう。
オーブが狭いため出来事としては必然以上の流れであるかと思います。そこには見えない力の「プロセス」というものを実感します。
逆行象意から逆行象意へとつながる事象や射手座土星期の長期的な発展性への影響が時間をかけて後から分かる事実、こわいくらいの秩序どおりを感じるほどです。
天体象意は無視をしないほうがいいだろうとも思いますが占星術ありきで人生を進めてほしいとは思いません。
あくまでも現実の舵をとっていくのは星ではなくて自分自身だと思うからです。占星術ではヒントをつかんでいくといいでしょう。
魚座下弦の月では「見えない力って実際に作用している」ということを心から実感していくような意識とも成り得るでしょう。
占星術を勉強してきた人は勉強してきて良かったなとも思えるはずです。私もそれをまざまざと実感します。
あなたの大好きなことに隠されているものがある
今回は5ハウスに在住している魚座の月です。ご自身が他人の評価など気にせずにわき目もふらず心から大好きなこと。そんなことに隠されていることがでてくるでしょう。
月と海王星とさらには火星という見えない力の大結集が働きます。しかも3天体の在住がすべて魚座という、すさまじい天の意図が働いていることが分かるでしょう。
見えない力において「プロセス」というものは非常に重要です。経過というのが大事な秩序の順番なのです。
過去では方向転換を強いられたことが、このタイミングで再び外からやってくる理由とか先延ばしになった理由などもすべては秩序どおりなのです。
今回はそういった秩序のプロセスを非常に実感する下弦の月です。なぜなら、その秩序にもとづいてやってくるあなたが好きなものの中に隠されていることがあるからです。
趣味や好きなことに素直に行動してみるといいでしょう。ピンとくる分かることがあるかもしれません☽
幸福から醒めた幸福
涙を流してまでも嬉しいと感じた幸福。時を経たら、その時の幸福のほうがまるで嘘だったかのかもしれないと思う現実と幻想。そして記憶。
現実は移り変わっていきます。それはある日突然、たった一瞬で。
事態が呑み込めず時が少し経過していくと現実に目覚め、人は自分で夢をみていたことに気がつくのかもしれません。
そうやって幸福という夢から醒めたとき、もしかしたらその時やっと本当の幸福とは何なのか?ということに気が付くのかもしれません。
みんな物質だとか、モノが欲しいだとか、これがあったらいいなとか様々な幸福を夢見るもの。
けれど夢見ている幸福が手に入りすべてが自由で幸福になったとき人はどう生きていけばいいのか分からなくもなるものでもあるかもしれません。
あんなに望んでいた幸福なのに手に入ったらなんともなくなるのです。人はそこから再び彷徨い、また外側に幸せを求めていきます。
それは物語にあるような幸せの青い鳥のように。外にでて探しにいくのです。
占星術を学び12ハウスの意味を理解した人は「幸福とは何ですか?」と聞かれたときに自分の答えがすぐに答えられるのではないでしょうか。
もしも占星術を学んでいなかったら、もしかしたら私も未だに幸福を探す旅に出てしまっていたかもしれません。
物語にあるような幸せの青い鳥のように。