応用総合コースは、基礎の総合知識から、さらに具体的な応用項目へ知識習得を進めていきます。
応用項目といえども占星術においては、あくまでも必須として知っておく必要のある知識になります。
象意として存在するものを、活かすも殺すも自分しだいであるという作用の重要性を思い知ることができるのは応用知識の習得の醍醐味だと思います。
第1回目マイナーアスペクトの知識 難易度★★★☆☆
マイナーアスペクトはメジャーアスペクトよりも作用が分かりにくく、その象意を知らないと真反対の意味で自分が行動していたり
自らの可能性を自分で逃がしているといってもいいほどの細かい作用を示してきます。
メジャーアスペクトの知識が徹底的に入っていると、マイナーアスペクトの知識が入ってきてもスッと理解していくことができます。
アスペクトのベースは、まずメジャーアスペクトです。第1回目の講義では、メジャーアスペクトの作用とオーブの許容範囲の復習も行った後に
マイナーアスペクトの説明を行っていきます。
また、幾何学アスペクトについても、ただ図形をみていくのではなくて、その図形のどの部分に重要性があり、どう考えていく必要があるのか
基礎知識よりも星の作用に対して頭を使う項目になります。
第2回目 恋愛運と結婚運の知識Ⅰとディスポジター 難易度★★★☆☆
恋愛運が悪くても結婚運が良い人もいれば、結婚運が良くても恋愛運が悪い人もいます。
また、異性との関わりあいが多くても、それがその人にとって幸福であるかどうかとか、相性が良い人がくるかについては話しが別です。
また、女性としての幸せというものと人生の充実感や幸せというものも全く別物です。それらについて、よく考えてもらうことができるのが恋愛運と結婚運の知識のⅠとⅡです。
多くは、自分のチャートに期待をするものです。けれど、すべてが幸運に満ちた、幸福ばかりを示す完璧なチャートというものは、ありません。
良い悪いという象意にこだわるのではなく、チャートに表示されているものを具体的に点検し確認をしていくこと、また、チャート内の弱い部分をどう自分で補足していく必要があるかを自分で考えていける知識の項目でもあります。
それらは、どのチャートを読む際にも、もっていてほしい考え方です。
チャートに期待するのではなく、現実への実際の作用を冷静に考えてもらい、良い部分は活かし、悪い部分は意思で補足していく。
そして、チャートで自分で気が付いた部分があるのであれば、気がついたときから自らの人生や経過に修正をかけていく。
修正をかけられるのは占い師ではなく、ホロスコープの持ち主のみです。
時にネイタルチャートの表示に失望することもあるでしょう。けれど、チャートの表示は変えることはできません。
マイナス部分を自分自身でどう転換していくか?チャートはあくまでも表示であり、どう創造していくのかは「現実」です。
仕事に一生懸命に取り組むよりもまず先に、まず、チャートで自分自身のことを一生懸命見ていただいて、自分を思い出し、自らで自分の人生を考え創造を行っていくことが本来は先だと思います。
ネイタルチャートには現れる実際の異性像のパターンや異性との関係性や関わりあいや自分と相手の態度の変化についても表示がされています。
星座や天体象意を使いながら、どういう表示がされているのか、自らチャートで確認作業を行っていただきます。
読解方法は支配星を用いていきます。
ディスポジターの配列についてもご自身で支配星の順列を追ってもらうため、この講義で支配星を用いた読解の重要性を押さえていただくことができるようになります。
星座や天体等の単純解釈から一歩進んだ読解方法へ進んでいきます。
・補足資料:金星と月・火星と太陽
第3回目 恋愛運と結婚運の知識Ⅱ(相性図) 難易度★★★★☆
恋愛運と結婚運で最も難しい読解が相性図です。
相性図の読解は異性間だけではなく、お仕事での関係性やハラスメントなどについても、なぜこの人とは何も起こらず、その人とは起こるのか?人物の違いによる出来事の有無しの差異を相性図から原因を探ることができます。
この講義で、相性を三区分や四区分のみで読むことや、簡易的な直感で相性図を読むことに終止符を打っていただきます。
相性図は2人の各チャートのアスペクトの一つ一つが複雑に絡むものです。月と月がいい角度なら相性がいいというだけで相性が判断できないのは、相性図が、そんなに単純な構成ではないからです。
縁の濃度の具体的な読解方法と相性の良し悪しについて、2重円とネイタルチャートの各サンプルチャートと記号表を用いながら
ネイタルチャートと相性図の両方のチェックを行い、具体的に一つ一つを細かく点検していきます。
天体と天体の組み合わせやハウスへの影響等の観点からも相性について考えていきます。
相性図によっても自らの考え方や人生を大幅に修正していくことができます。
誰だって人生に停滞を与える人や関係性など選びたくもなければ、望む人などいないでしょう。
前進しあえる関係性の選択へ、自ら舵を修正していってほしいものです。
優柔不断や決断力の欠如、勇気のない相手、自分自身が傷つく相手を自分から選んでいないか?についてもアスペクトから考えてみるといいでしょう。
女性を振り回す異性というのは自己破壊の内面欲求が強いです。それを自身で把握し客観視できていません。それらもアスペクトから分かります。
(もしも、女性側が男性を振り回してばかりいるのであれば、その女性が自己破壊の内面欲求が強く自らそれを把握していないということ)
また、日本での異性間のハラスメントが欧米化しており、暴力やストーカー行為は論外であり(占い師に相談するというよりも警察に届ける事案です)
女性が自らの人生と心を傷つけぬよう身を守る意味でも、相性図と現実行動の冷静な判断と理解を女性側が自ら徹底していくといいでしょう。
(ただし、そのためには相性図を良い悪いで判断しない能力や読解力、現実とチャートの照らし合わせを怠らない能力が必要です)
出来事が起こる相手というのは「相性=相手との天体角度(アスペクト)」で起こります。
それぐらい相性は現実において重要だということを理解し考えていただきたい項目です。
第4回目 仕事と金運の知識 難易度★★★☆☆
占星術では天職を読むことはできませんが、適正や特徴というものを洗い出すことはできます。
また、アスペクトによって、どの天体を仕事で活かしていくといいか?ということについても、自らあえて困難が生じる仕事を選んでいないかということを考えていくこともできます。
仕事は時流でも変わり、変化が大きいものなので、何を仕事とするかはいくつも選択肢があると思うといいでしょう。
その中の、どの象意に星が味方をするのかは誰にも分かりません。
また、象意というのはいつも同じ意味で働くのではなくて「変化がある」ということもおさえておくといいでしょう。
仕事においても「傷だらけ」の人たちが多い理由は、そもそも天体が傷ついているからです。
そのため、ここでも、弱い部分をどの面から補強をしていくかを考えていく必要があります。
また、お金の出入りという点についても、どこにどうお金を使いやすいのかその特徴をホロスコープから理解し、出入りの根拠を考え、自ら改善していくこともできます。
第5回目 ハーモニクス技法の知識 難易度★★★★★
ハーモニクス技法でよく用いられるのがアディー調波です。まず、アディー調波がどういう計算方法によって調波の天体配置が成されているのかを説明します。
ネイタルチャートだけでは見えない、分からない部分をハーモニクス技法で補うことができます。
自分自身のより細かい特性も分かりますし、前世から続いていることが有るのか無いのか、もしくは出来事の予測ということにも応用できる奥深い技法です。
前世についてはドラゴンヘッドやテールからの説も多々語られているものですが、あくまでも私自身の個人的な所感ではありますが
ドラゴンから説明される過去世の話はあまりしっくりこず、ハーモニクスの調波で示されてくる魂の本質のほうが的をえているという所感があります。
自分自身についての思い込みというものも、ハーモニクスで確認がとれることもあるでしょう。
たとえば、私にはチームワークの能力があるのかしら?と疑問に思っていたとしたら、ハーモニクスで確認できます。
「あった!」と分かる場合もあれば、私にはチームワーク能力はない気がすると思っていたら「やっぱりなかった」とも分かります。
それが分かったら、性質を無視せずに、自分の本当の資質を活かすようにしていけばいいのです。
資質は備えていたとしても、時を経て喪失してしまう場合もあります。それをもとに、自分の適性というものをよく知り、それに沿った再構築ができるとも思います。
配置とそれていることをしているのであれば、ハードアスペクトが強調されて出来事があれやこれやと毎月毎回起きてくることは当然でもあるととれるでしょう。
自分の適性から見て見ぬふりをしている限りは、天の意図で運命経路が都度修正され出来事が異様に多くなるのは当然だと理解できます。
実現することはあるか、放浪タイプか、リーダーとしての資質を備えているか、不可解なことが起こる理由などもハーモニクスで確認がとれます。
ハーモニクスの中に、ご自身の中で知りたかったことが記されているかもしれません。
ネイタルチャートとは読解方法が異なるため難しい知識になりますが、知っているとホロスコープの奥深くにあるものを理解することができるチャートだとも思います。
古代から続く技法を、講義内で全てを理解しようとするのは不可能です。
まずはハーモニクス技法について理解をし、時間をかけながら探究していける奥深さを知ってみてください。
第6回目・第7回目 3重円の知識 難易度★★★★★
占星術の知識として必ず持っておく必要のあるプログレス・ソーラーアーク・トランジットについて解説していきます。
それぞれのチャートで優先的に見るポイントが異なるため、どこが違うのか?何が違うのか?知識が入ると間違いやすいところや、分かりにくい部分を説明していきます。
また、ミッドポイントを実際に計算した理解を重んじます。
現代は、どのチャートも形成するアスペクトについても、コンピューターで一覧表が即座に出せますが
初学の段階から機械に頼りすぎないほうがいい理由は、視覚で気がついていく経験値を疎かにしないほうがいいからです。
そのほうが、後々、自らの直感で気がついていくことが多々でてくるでしょう。
ハーモニクス同様、3重円の知識も講義の1日では定着しません。
日頃からトランジットチャートや進行図を見る習慣をつけ、自分のタイミングを逃がさぬよう、期(機会)をぜひ掴んでいきましょう。
星が何かを起こすのではありません。日々をなにげなく過ごしているのであれば、期の表示があろうが、ただ通りすぎるだけです。
期は平等に訪れます。ただし、起こりかたが、あなたのチャートに従っているので、チャートをよく調べ、分析しましょう。
期だと思っていたものが実は本当の期ではなく、期は各々において、まだ在ると考えるといいでしょう。
16調波による価値観の転換
「幸運」だと思っていたことが「不運」に転換し
「不運」だと思っていたことが「幸運」に転換する
引用:ハーモニクス占星術 神谷充彦著
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