月食から6月28日まで無知から知への 最終結集

月食から6月28日まで無知から知への最終結集へ

2020年の6月6日は射手座の満月の月食でした。90度が多い時期なため月食だからという理由が見つけにくい出来事なども多かったかもしれません。

とはいえ、やはり月食なので月食近辺に起こることというのは個人の人生でもいつもより重要性を増してきます。

今回の月食は射手座なので出てくるイメージは長期スパンであり形にするにはより時間がかかりそうなものが浮かんできた人も多いのではないでしょうか。

海王星がどんなイメージを見せようが現実性のないものは即座に却下であるというのは山羊座の学びとは何なのか?ということを逆行でもう一度土星が山羊座に戻るところで再確認するといいでしょう。

28日の天秤座上弦の月の際には水瓶座土星は0度になり再び山羊座へ入室していきます。

現実的な月の知識を得ること

月の象意を知らないと、月食時に浮かんだイメージさえも忘れてしまうかもしれません。

長い時間軸なので「やっぱいいや」と辞めてしまうこともあるでしょう。たった2日半で星座移動をする月には気持ちはあっという間に流されていくものです。

個人のタイミングが重なる場合は日食や月食のタイミングで出来事が起こりやすくなるのですがTスクエアが組まれている場合は、三角形の頂点と反対側にある天体と度数に天体が入る場合はグランドクロスになりますから日常が現象に振り回されやすくなります。

グランドクロスを組まれる人たちはかなりいるだろうと思います。

共同体のリーダーが見直していくことが1つのテーマへ

6月21日は蟹座の新月で日食です。この日食の近辺では水星逆行、海王星逆行の留と重なります。

星座は蟹座なため「共同体」を代表していくようなリーダーは注意をしていくといいでしょう。

共同体のサイズは様々です。小さなものなら家族ですし、ご自身が属している何かのコミュニティーかもしれません。

地域かもしれなければ国という共同体かもしれません。蟹座の象徴する共同体のサイズというのは、その人が向けている共同体のサイズで意識が異なります。

とかく、蟹座というのは身近なところのみに目を向けやすい星座です。それぞれの意識の中で考える共同体のサイズによって射手座満月の月食からどんなサイズの何を選択していくか?を考えていくことになるでしょう。

月食で生々しい現実を見せられた場合は日常生活そのものを内省していくような流れとなるでしょう。

家族とは何なのか?共同体とは何なのか?さらには土星逆行により自立や責任とは何なのか?についても見直すといいと思います。

日食ですべてが完了を終えると思いきや、その後に控えている天秤座上弦の月のほうが個人個人にとっては1つの重要なタイミングとなっていくでしょう。

日蝕後の天秤座上弦の月のほうがさらに強い役割の配置へ

非常に興味深い配置で相反する幾何学図形や配置が複数あります。かつそこに示すICの度数は牡羊座0度、土星も水瓶座で0度です。

6月28日前後から再び長いスパンでの個人の再スタートが開始していくでしょう。それまでは見直しの序盤といいますか一生懸命やっていたとしても決して本領ではないかもしれませんね。

冥王星と木星はオーブ0の合となります。逆転の逆転が起きやすいですから、あくまでも現実になってから物事を判断していくことが重要となります。

嬉しいことがあったと思ったら急に下がり、下がっていたら急に上がりという現象が連続して続きやすい日々になります。

日常というよりお仕事関係でしょう。昨日は調子がよかったのに今日は急下降。あんなに調子が悪かったのに今日は絶好調とか現実の仕事関係や役割の上がり下がりが激しくなります。

2月から3月にかけた見えない力の底辺下での変化の序盤が、この日を境にして見えないものの陰陽の流れが逆転していくスタート地点になっていきます。

数年単位で変化していくでしょう。無知の場合、占星術家が言う新月や満月の流れのみを鵜呑みにしていく場合が多いのですが個人個人のタイミングはネイタルチャート(出生図)がベースです。

ネイタルチャートがすべての根本であり月読みだけに妄信しているとほぼ個人のタイミングを逃していくことになりやすいです。

そして一人一人のネイタルチャートが混在しながら世界は創られています。重要なのはネイタルチャートです。

さらに、ここから先は交流がよりはっきりと分離していきます。

言うならば天秤座上弦の月で太陽と水星が合であるように、それぞれが興味をもった対象にしか目を向けなくなっていく流れがより強くなるでしょう。

すでに今の時点で、それを実感している人も多いはず。流行や一般論、多数論、マスメディアではなくて自分が納得すること、「わたしもそう思う」ということを言っている人も射手座満月近辺で来ているはずです。

一般論や多数派で批判されているものは必ず悪いとはなりませんし、むしろその場合は多数派や表面的改革に流されているようにも思えます。
(中身は実は何も変わっていない)

「知識」から回避できることは今まで以上に増えているはずです。射手座という星座の力が働く際は、あとから現実的な事実が判明し後悔しやすいものも多く来ます。

むしろ、そういったものから知性を身につけ、判断の基準を身につけていく。その経過を経たものと今、その経過を経ている場合もよりはっきりくっきりしてくるでしょう。

射手座期というのは「無知」という事実に後から気がつくことは他の11星座よりも多いでしょう。

特に、射手座は目的がずれやすく、かつ投資しやすい時期になります。インターネットの表現や言葉に乗せられながら高額投資する者ももしかしたら未だに多いかもしれません。

けれどそれは「無知」なのかもしれません。宇宙法則にも現実にも。

月というのは何回も射手座へ入るのです。射手座というのは8ハウスまでで学ぶ無知を繰り返しながら「知」へ変わるのでしょう。

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