各天体の逆行期間はどのくらい?天体の順行と逆行とは?

西洋占星術の基礎知識天体の順行と逆行とは?

占星術で必須の基礎知識である順行と逆行。基礎の知識なのですが実際の現象は難しく逆行期間には相当な洞察が必要です。

天体の順行と逆行を英語表記します。

天体の順行とはDirect(ダイレクト)
天体の逆行とはRetrograde(レトログレード)
逆行をリバースと言う人もいますがリバースのRではありません。レトログレードのRです。

順行とは惑星が太陽と同じ向きの動き(星座の間を西から東)をすること

逆行とは順行の向きとは正反対の動きをすること

順行と逆行の切り替わり地点は天体が留まったように見える時間のことです。それを「留」(りゅう)と言います。

留というのは天体が留まったように見えるときです。この留の前後1週間は度数の刻みが乱れ、その乱れている期間に出来事が起こりやすくなります。

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占星術での順行と逆行の基本象意

占星術上においては順行では太陽のエネルギーをうけていき非常にポジティブな意識影響を受けるとされています。

逆行では地球のエネルギーをうけていき内に向かう意識影響を受けるとされています。順行と逆行では起こる出来事(現象)が異なります。

順行の場合は太陽のエネルギーをうけていくことから意識が行動しやすい意識となり物事が非常にスムーズにいきやすく滞りがあまりないということが起こりやすいでしょう。

逆行の場合は内に向かうエネルギーになるため行動を振り返ったり、考えたりと慎重になりやすく現実感が帯びてくる現象となりやすいでしょう。

また逆行には「戻る」という象意もあり順行時に何かを紛失したり損失をしたようなことがあれば逆行のときに別の形で戻ることがあります。

ただし逆行の基本的象意としては「不本意な結果になりやすい」ということを覚えておくといいでしょう。それが逆行の基本象意の1つです。

不本意というのはどういうことかというと、その時点での結果ではなく長期的なすべての時間軸を含めて「変わりやすいことである」と考えるといいでしょう。

結果とはその瞬間に分かり得ることとは限らないため順行と逆行期間に関しては時間の経過とともに事象を観察していく必要があります。

実際の観察から言えることとして逆行に選択しているものは「逆行での選択はどこかの時間軸で終了し変化してしまっている」という
事象が多くでています。


短い時間軸だけではなく長い時間軸でみたとしても「特に変わりやすい」という逆行現象の特徴が見受けられます。

各天体の具体的な逆行期間

太陽と月は逆行がありません。

水星 約19日~24日程度(1年に約3回)
金星 約43日程度(約1.6年に1回)
火星 約80日程度(約2.1年に1回)
木星 約120日程度(約1.1年に1回)
土星 約140日程度(1年に1回)
天王星 約150日程度(1年に1回)
海王星 約159日程度(1年に1回)
冥王星 約160日程度(1.6年に1回)

 

各天体の順行と逆行の具体的な日にちは毎年変わります。毎年の具体的な日付は天体サイクルの一覧をご参考ください。

 

ネイタルチャートの天体の順行と逆行

出生時にどの天体が順行で逆行だったのか?という見分けかたについては占星術ソフトによって表示がされたりされなかったりということがあります。

表示がある場合は順行の場合は「D」逆行の場合は「R」として表示がされます。

 

天文暦でもDとRの意味は順行と逆行を意味します。

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出生時に逆行天体があるならば基本象意が逆転してくる可能性があります。

ネイタルチャートに逆行天体がある場合は順行のときのほうが行動しやすいのか?それとも内に向かいやすいのか?というところや出来事の内容が基本象意と変わってくることがありご自身の順行と逆行のパターンをつかんでいくといいでしょう。

特に個人天体(水星、金星、火星)と社会天体(木星、土星)の順行と逆行時の違いは分かりやすいためサイクルでの自分自身のパターンが押さえやすいといえます。

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