ノート不要でも現実化する理由

ノートもビジョンボードも必要のない天体知識

今はノートや手帳に夢を書くとそれが叶うのだ!というものが 流行っています。

かつビジョンボードというものを私もわざわざ作らされた経験があり

学びたいことと趣旨が全く異なるため「時間の無駄」だとしか思いませんでした。

 

実現については、ノートやビジョンボード、宣言など特に必要ありません。

天体について理解している場合ノートは必要ないと断言できます。

ならばその天体知識とは どういうことかというと?!

ビジョンボードの罠

潜在意識をおおざっぱに解釈して

ビジョンを描くことが大事だからビジョンボードを作らせる人というのがいるかと思うのですが

天体について知る私はその時間が本当に苦痛でした。

雑誌からの切り抜きなどをペタペタと貼らせようとするのです。

ビジョンボードを作ること自体が現実化の目的からずれていると

感じたことのある人は私だけでしょうか。

 

視覚からイメージを入れることはたしかに大事ですが

無理やりイメージを入れていくもの

しかも、やらされてやるものというのは全く意味を成しません

それは海王星が意図することから外れています。

 

だからビジョンボードを作っているのに叶わない

ノートに書いても叶わない

その通りにならない

イメージだけでは叶わない

そうやって引き寄せ難民が増えている一方で

引き寄せの法則を説いている人が言っていたから実現したというのも

因果を飛躍して結びつけてしまっているので

その人がそう言っていたから実現したのではなくて

自分自身の何れかのチャートのアスペクトが作用して現実になっているのです。

実現には自分だけで実現できるものと

人が関わることで実現できるものに分けることができます。

人が関わるものだと相手との相性が関わってきますから

本来、相手によっては実現していくものも

相性によって実現しなくなるということもあり得るのです。

なので、まずは、自分だけで実現できるものを積み重ねていくことも

現実化には、とても有効的だと思います。

また、現実になったとしても一時的なものであったり

後から分かる事実や暴露なども出てくるのが海王星なので

海王星作用は比較的要注意なことが多いというのも押さえておくといいでしょう。

海王星という星を理解すること

イメージを司どるのは全て海王星です。

今この時代に生まれている人達は必ず海王星と冥王星の60度の

アスペクトをもっているのですがその海王星の意図することや

海王星があなたに意図していることはビジョンボードを作って夢を叶えることではありません。

 

海王星を正確に理解しているならば

ビジョンボードでイメージを作るということは幻想を作っていることと同じこと。

ビジョンボードを作るリスクと海王星のリスクをよく考えてほしいと思います。

 

ビジョンボードを作るとは現実逃避です。

未来に自分がなりたい姿を描かせることで今の自分の現実を

否定しているわけですからそもそもが現実否定であり

自己肯定を低くしているにすぎません。

 

ネイタルチャートに90度がある人は多く

ましてやトランジットでは必ず90度は組まれていきますから

どんなに理想をイメージしようが現実はどんどん方向転換していきます。

ビジョンボードを潜在意識の観点と結び付けすぎることは少し違うかなと私は感じます。

現実化の小さな積み重ねをしたほうが願いは叶いやすい

潜在意識に最も有効なのは現実化の積み重ねです。

大事なことは「現実」であって、描く理想を形にしていくことのほうが

ものすごく大変だったり時間がかかり、実行力がいりますよね。

逆に、ロマンというのは壮大で非現実的ですから形にすることに

最も苦労するものです。

 

だったらビジョンボードを作るより海王星という天体を的確に理解し

土星という天体の努力や社会的責任を理解することや

現実化の意味をもっと真剣に考え受け止めたほうが

確実に現実は進みますし、潜在意識にとっても現実化を何回も重ねたほうが

圧倒的に物事は実現しやすくなります。

海王星は時空を超えてイメージを蓄積している

海王星とは時空を超えていく星です。

その時間軸は遥か昔の過去から見たこともない遥か先の未来まで。

眠っている時に見た夢が、「あっ、この光景は夢に出てきた」というように

デジャブとして出てくることを経験したケースもあるはずです。

信じられないでしょうが海王星には未来の時間軸すら記憶されているものがあるということです。

海王星のイメージのあたえかた

海王星が私たちに与えてくるイメージというのは時間軸を超えています。

そのイメージのもたらしかたは一瞬。

かつ、自分自身に関係ないことであっても海王星は何でも拾い集めてきてしまいます。

 

だからこそ海王星を正確に把握をしていないと

海王星が本当に私たちに示したいことは何なのか?

その意図をつかむことはとても難しいです。

 

トランスサタ二アンの中で扱いが最も難しいのは海王星です。

海王星がもたらすものは高次なものとは限りませんし低次なものももたらします。

はっきりしない海王星がもたらすその幻想が現実逃避として時に

人生を狂わせてしまうこともあるのです。

海王星のイメージのもたらしかた

海王星のイメージのもたらしかたをいくつか挙げてみます。

当てはまるものがあるか参考にしてみてください。

海王星がイメージをもたらす例

・テレビやデジタル映像などをみている一瞬の場面

・看板や広告のキャッチコピーや文言

・お店や歩いている時に流れる音楽や音楽の歌詞

・乗り物を運転している時や乗っている時にふと浮かぶこと などなど

海王星のイメージの与えかたの全てに共通していることは

ビジョンボードなどで無理やりにイメージを作り上げている時ではないということです。

 

海王星の意図を考えたとき海王星がどうやって私達にイメージを

与えてくるかが分かってくると、自分自身がイメージしたことを

海王星がキャッチしているということも分かってきます。

 

ですからノートにわざわざ夢をまとめる必要もありません。

 

イメージをしたことをそのまま海王星はキャッチしているからです。

というよりも海王星の中で、既に記憶されているものを海王星が

イメージとして私たちに降ろしているにすぎないのかもしれません。

 

ノートにまとめる、書くという行動は実現していくために必須な行動というよりも

自分の頭の中を整理するために必要な行動です。

ノートに書けば実現するということではなくて

実現に必要な行動を飛ばさずに、1つ1つ順番に積み重ねっていったから

実現していくのです。

つまりは、海王星にはセットとして必ず土星の努力や責任が必要になるということです。

 

もしも書くということを考えるのならば

書くことを直接意味している天体は「水星」ですから自分の水星を

上手に使うにはどうしたらいいか?ということを考えていくことです。

 

海王星は書くという直接的なことは象徴していません。

海王星は書くというよりも芸術性や精神性を表現する星です。

その能力を存分に使ったほうがいいですね。

 

海王星が直接に意味することとは普遍的なものを伝えていく

「芸術性」や「普遍愛」の表現です。

海王星は個人天体ではありませんから

海王星がもたらすイメージや夢というのは

個人の夢や個人の理想を叶えるためではない

ということが海王星の本来の意味から考えても分かるはず。

 

たとえばですがエゴにまみれた夢が

たとえ現実になったとしてもそれは一時的な時間や時空のものにすぎず

時間が経過する中で見て見ぬふりをしてきたそのエゴが

いつか何かの形で「明らかになる」時が来てしまうのではないでしょうか。

 

それだけ海王星とは難しく、海王星の破壊も人間の想像を超えたすさまじさがあります。

土星を正しく使わなければイメージしたものは現実化しませんし

海王星が描かせ叶う夢には、いずれ、大きな責任が伴うものであるということです。

まとめ

実現したいことはノートに書いたり、ビジョンボードを作るなど

無理やりにイメージを出そうとすることは、違う視点で言うならば現実を否定していることでもあります。

イメージが出てきたら、それをまずは形にしてみる、外に出してみる、努力をするなど

土星作用をよく考え、実現行動を何度も積み重ねていったほうが潜在意識が変わります。

いつも、中途半端に物事が終わる、、、とか、途中で飽きて最後までやりきれないなどを

積み重ねているならば、それが生体恒常性として維持されていくので

再び中途半端に終わってしまうという現象が出てきやすいのです。

 

もちろん、そこにはネイタルチャートのアスペクトが関与しています。

繰り返しのパターンを模索することは可能です。

アスペクトが分かったら、今までとは違う実現行動を積み重ねていくといいでしょう。

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