占星術の星ぞら☽2020年5月の星もよう

 

4月26日の冥王星逆行をかわきりに5月は3天体がぞくぞくと逆行へ入ります。まず冥王星の逆行は10月4日まで。
10月まで星々の統括である冥王星が現実に進ませていく各自の運命ルートの再調整に入っていきます。

調整していく冥王星から天王星へと指示が降りていくでしょう。この逆行期間で取り組むことについては
その象意のどの部分を自発的に行うのか?後々、非常に大きな明暗を分けていくことになりそうです。

土星+木星+冥王星による今後の運命ルートにおいて非常に重要な1年~2年となっていくでしょう。キーワードを一言でいうと「自分自身で努力ができるかどうか」と「ステップを順番どおりにきちんと踏んでいるかどうか」です。

運命の調整へ着々と冥王星が動いていく形ともなっていくでしょう。現実に見えているものと星が着々と動いていることは異なるということですね。

土星・金星・木星の3天体の逆行へ

まず土星→金星→木星の順番で各天体が逆行へ次々と入ります。

土星 5/11  18:27 水瓶座 9/29   11:52   山羊座
金星 5/13 19:16  双子座 6/25    3:08     双子座
木星 5/15   3:28  山羊座 9/13    8:55   山羊座

3天体が非常に近い日にちで逆行へ突入していくため5月1日の獅子座の上弦の月については切り替え度が大きいとも言えるでしょう。

 

金星が1.6年ぶりの逆行へ


金星の逆行周期は約1.6年ごとです。

金星逆行は毎年あるわけではありません。
逆行には逆行の意味があり約1.6年のサイクルの積み重ねによって
逆行象意がしだいに形づくられていくでしょう

金星逆行があった年を時系列で並べてみます。

2017年3月4日~4月15日(太陽はうお座、おひつじ座を通過)
2018年10月6日~11月16日(太陽はてんびん座、さそり座を通過)
ここに今回の時系列を加えます。
2020年5月13日~6月25日(太陽はおうし座、ふたご座、かに座を通過)

金星は愛と美、社交を司る天体。金星逆行の基本象意としては結婚に不利な時期とされます。また、無駄なお金を使いやすい時期です。金星が逆行する期間はわずか43日程度です。

金星が象徴する意味のことをわざわざあえて金星が逆行する期間で決断することについては熟考せずに急いで何かを決めることを意味しているわけで金星逆行は金星本意とはズレているというのも分かるかと。というところで金星逆行を考えてみては?その場合は急ぐ理由や焦る目的などを考えてみてはどうでしょうか。

急ぎ焦る所有理由(しかも個人的な自己欲にすぎない)が必ずあるのではないでしょうか。(障害や邪魔、中断が入らないうちに急ぎたい。そんなのも理由の1つとしてあげられるでしょう。その時にそうやって避けたとしても長い時間軸ではハードアスペクトが示す出来事は必ず起こるといえるでしょう)

金星逆行の場合、表面的な理由を根拠にしたのならどこかの時間軸で方向転換をむかえやすくなるでしょう。

5月の時点では現在や過去の逆行象意など微塵と感じさせない現実のステップをふんでいる人も大勢いるでしょう。火星と金星が調和角度です。

一見、パートナーに誠実な行動をとっているように見えても実際は「サブ」に行動している。そんな場合もあるでしょう。社会枠よりも個人個人のやりたい活動に集中しているというのが顕著な2020年の金星逆行です。
滞っていたことや愛情問題でごたごたしていたことお金の問題なども現実的な動きをみせていったりと金星逆行の象意としてでてくるかもしれません。制限はもちろんでてくるでしょう。現実に見えている現実と星が水面下でつくる流れは異なります。
そして逆行と順行の星の力はまったく違います。逆行の選択はのちのちに「特に変わりやすい」と考えると分かりやすいでしょう。その変わりやすさはネイタルチャートの長い時間軸のハードアスペクトに従っているでしょう。
金星は大事な自己表現の星。木星同様、お金や自分の所得や所有にも関わる大事な天体です。
木星逆行の基本象意についても「結婚に不利」を意味します
ネイタルチャートの象意やアスペクトを実現している人が現実下に現れているにすぎないということを体感し理解していくとご自身の選択の方向性も変わっていくのではないでしょうか。


1日~7日ごろの占星術の星空。しし座上弦の月での落差

1日のしし座上弦の月ではオーブの狭いTスクエアが組まれています。思っていたものと違う展開というものになりやすい時。先々の人生における収入や所得というところを考えさせられそう。

海王星と金星がオーブ1という90度を組んでいるため現実に失望していく人も多いとき。その逆の人もいて思いもよらぬことが叶うひとも。その落差が激しい時です。

基盤について非常に落差がありそれについてネット内で平等の価値というものを発言していく人が異様に多くなりそうです。

批判をするよりも落差によって意欲をもつこと

落差を激しく感じる1か月になりそうです。ネット内で政治家批判をする場合でもその批判もひとつの差別意識ではないかとも思いますし政治家批判は多いのに、役員報酬の高さの見直しや富裕層への批判は全然入っていませんよね。

たくさんの人が犠牲になりつつも、富裕層の中で何かした人とそうでない富裕層って差が大きく分かりやすいのではないかとも思います。

それって今に限ったことではなく震災のときから変わっていないのではないでしょうか。批判が偏っていると私は思います。もともと生まれもってきた立場や状況進んできた上での立場や状況などもあるため

批判よりも、まずその違いを知り一人一人がもっと自分自身に対して疑問視してみてはどうでしょうか。

もしもあなたが国の長だったとしたらニュースで飛び交う批判を言う人を見る際に
この言っている人は自分自身で本当に実行できるのかどうかという視点でみてみてもいいと思います。

言う事なんていくらでもできるし誰でも簡単に言えるからです。実際にやることのほうが大変ですよね。

様々な視点があると思いますが内部留保をしている企業は多いという視点ももっているでしょうか。政治家ばかり批判をして富裕層への批判などはむしろ何もないというのも少しおかしいかなと思いますね。

犠牲になるのは常に下に在る者でありだったらもう上下の世界から抜けてみることをまず考えてみる。

上の者の利益のために働くことを強いられ都合よく雇用を利用されているということも少し冷静に考えてみるといいと思います。それで悠々自適なのはあなたではなく上に在る者です。

縦の社会のそういう馬鹿馬鹿しさということに気がついていくとそこから抜けて横になること、みずがめ座へむけてそんな視点をもつことも大事かなと思います。

自立というのは国にお金を求めたり払ってもらうことなのか?

ニュースの記事をみていると少し疑問に思うことがあります。国や政治に対する批判が異様に多いのですが
本来の自立というのは本当に批判どおりのことでしょうか。

自立というのは精神的に自立をしかつ経済的にも自立をすることであり、そのために社会に出て働いていくことというのが義務としてあると思うのですが

わたしたちの世代はなぜ自立をするのか?とかなぜ働くのか?ということを教えてもらうことがなかった世代です。今の組織や社会構造をひっぱっているのはおとめ座冥王星世代です。


この勤勉世代の意識や言うことや見ていることに従い20歳になったら成人して社会人になって就職して
企業組織に入り働き年を老いたら年金をもらうということが当たり前の図式として成立しているのがおとめ座冥王星世代の特徴です。

しかし、税金を払っているのだから国というのは本来、自国の国民が困ったときに助ける存在で国がお金を出すのは当たり前であるという意識は少し古いようにも思えます。

国とか社会とかそういう枠組みを超えてまず個人個人が自立をしていくことではないでしょうか。その分かりやすい例として例えばアメリカという国の単位で考えてしまうとできないことがあるとしても、それを超えて各自の企業が個別に別の国の援助をしていくということも始まっています。

自立というのは政府や国が私たちの所得をどうこうしてというよりもまず自分で自分のお金の所有管理をしていくということでは?ないかなと。

自立の本来の意味を非常に問われているのではないでしょうか。それは世界一斉に。批判やお金とか平等についての発言がネット上に急激に一気に増えそうな配置なのでそこに振り回されて

’そうだ!そのとおりだ!政府が悪い!政治家が悪い!国が悪い!’という流行情報から流れる意見にふりまわされていると自立の本来の意味を失うかなと思います。

拡大の星、木星が逆行になる

木星という天体は良い悪いの区別をしません。どんな象意であろうが限りなく拡大するのが木星です。その木星が逆行に入ることで、今まで拡大してきた良い悪いのどちらともとれないものがいったん現実的な制限が入る流れとなるでしょう。土星と木星がほぼ同時に逆行していく流れとなります。

冥王星には「ウィルス」という象意があります。海外では少しずつ「ウィルス」による社会の動きの違いを
見せてきているため
星々が逆行に入るタイミングで社会の動きや自分の現実下に起こる順行時との違いを知識を活用しながら冷静に見ていくといいのではないでしょうか。

大事なのは「自分の現実下で起きていること」です。ニュースで伝えられることとあなたの現実で起きていることは一人一人違うという現実をまず見ることのほうが大事であるでしょう。

やぎ座冥王星期というのは私たちが社会に合わせていく社会ですがみずがめ座冥王星期というのは社会がいかに個や多様にあわせていけるかです。一律給付の「平等」は一見平等に見えるのですが平等というのはそういうことではないように思えます。

7日~14日の中旬の占星術の星ぞら

このあたりでは今までやってきたネットでの活動というものを見直されていくでしょう。一人でもくもくとこもれる場所にこもっていく。ネットで話すことなどが今までと少し変わりそうなタイミングです。

14日のみずがめ座下弦の月あたりでは太陽と木星が120度を形成しているためここからは順調に自己が成長していきやすい時。今までもっているものに飽きてきてより新しい可能性を探っていくことになるでしょう。

14日~23日ごろの中旬の占星術の星ぞら

新しい世直しや教育制度などが見直しされていく時です。これまでとはまた少し違う方向へ向かうとき。気持ちにフィットするものが現れやすくそれが基盤になっていくときでもあるでしょう。

仕事で使うための能力とか知識が順調に伸びていくでしょう。ふたご座に4天体が集中し頭脳を思いきり使わされる時です。現実への対応力や智慧も向上していくでしょう。

23日~30日ごろの下旬の占星術の星ぞら

仕事で考える必要のあることが増えてきそう。仕事能力が完成していくようなタイミングです。Tスクエアが形成されます。30日のおとめ座下弦の月では天王星が調停し自分がどこへ向かえばいいのかがより分かってくるタイミングとなるでしょう。

>西洋占星術 基礎総合講座 全6回

西洋占星術 基礎総合講座 全6回

西洋占星術の基礎知識である 星座(サイン)、ハウス、天体 角度(アスペクト)の意味を総合的に 学んでいく少人数制のレッスンです。